たんぽぽコーヒーはノンカフェイン飲料の中でもコーヒーに似た香ばしさやかおりが人気の飲み物です。妊娠や授乳を期にたんぽぽコーヒーを飲む女性は大勢います。のんカフェではおすすめのたんぽぽコーヒーについて紹介してきましたが、今回はたんぽぽコーヒーの効果にフォーカスをあててお話します。
たんぽぽコーヒーの原料と作られる過程
たんぽぽコーヒーとたんぽぽ茶は、同じタンポポエキスから作られるものですが、たんぽぽのどの部分を使うかで名前が変わります。たんぽぽコーヒーはたんぽぽの根を乾燥させて炒り、たんぽぽ茶は根・葉・茎を使い乾燥させて煎じて飲みます。炒る工程が入るため、たんぽぽコーヒーにはコーヒーのように香ばしい香りが加わります。
たんぽぽコーヒーの効果・効能
たんぽぽコーヒーに使用される「たんぽぽの根」には、下記のような成分が含まれています。母乳の分泌を促すという成分が有名ですが、便秘改善効果が期待できる水溶性食物繊維の「イヌリン」や肝機能を正常に保つ「コリン」など、たんぽぽ根の中には現代社会に生きる私達の生活改善が期待できる健康成分が含まれているのです。
たんぽぽコーヒーに含まれる栄養素
タラキサンシン(苦み成分)
たんぽぽコーヒーの効果・効能として最もよく取り上げられるのは「タラキサンシン」でしょう。苦味を持つタラキサンシンは、母乳成分の分泌を促すと言われています。これが、たんぽぽコーヒーを飲むと母乳の出がよくなると言われる所以です。
イヌリン
水溶性食物繊維の一つである「イヌリン」もたんぽぽ根に含まれています。ごぼうにも含まれていて、ゆっくりと腸を通過しながら老廃物などを吸着して排出する働きを持っています。そのため、便秘改善効果が期待できます。
コリン
たんぽぽコーヒーに含まれる「コリン」という成分には、肝臓機能を正常に保ったり強化する機能があります。飲みすぎたな…という日が続いたら、たんぽぽコーヒーを試してみるのも良いかもしれません。
フェノール酸
ポリフェノールには2種類あり、色素系からなるフラボノイドとこのフェノール酸です。フェノール酸は色素以外のポリフェノールです。フェノール酸にはリグナン・ジケトン・エラグ・クロロゲン酸・クマリンなどがあり、抗菌や抗酸化作用の効果が期待できます。
たんぽぽコーヒーの魅力
ノンカフェイン
たんぽぽコーヒーはノンカフェインのため、妊娠中や授乳中のママでも安心して飲めます。また、カフェインをあまり摂取したくない就寝前などに飲んでもカフェインの影響がなくリラックスして眠ることができます。
鉄分やカリウムが豊富
たんぽぽには鉄分やカリウムが豊富に含まれています。鉄分は妊娠中に欠乏するとママや胎児を危険な状態にさらします。産後は授乳などによって血液が不足することになるので、欠かさずに摂取することが推奨されています。またカリウムには利尿作用があり体内の老廃物等を排出する働きを持っています。
香ばしく、香り高い
ノンカフェイン飲料の中で、最もコーヒーに近い香りや味が出せるのがたんぽぽコーヒーです。コーヒーの苦味が苦手な人は、たんぽぽコーヒーを試してみるのもおすすめです。
たんぽぽコーヒーと不妊の関係
不妊とたんぽぽコーヒー
たんぽぽに含まれるタンポポエキスには、女性ホルモンの分泌を促して、卵巣機能の働きを正常化する効果が期待されています。また、卵子をつくるもととなっている卵胞という細胞の発達を妨げる物質を取り除く作用があると言われています。質の良い卵子の成長をサポートするため妊娠にもつながりやすくなります。この効果を期待して不妊治療の一環としてタンポポコーヒーを飲む人もいるようです。
生理不順にも効果が…
タンポポエキスには不妊に効果がある以外に、生理不順にも効果があると言われています。卵巣機能の働きを正常化によって、排卵のペースが一定化するため生理不順も改善されていくようです。タンポポエキスには女性の悩みを解決してくれる効果が期待できるということで、妊娠を望んでいる女性も注目しているお茶の一つでもあります。産後は授乳している影響もあって生理不順になる人もいると言われています。
素朴な疑問なのですが、みなさん産後生理が回復するまでどのくらいかかりましたか?お嬢が1歳1ヶ月を過ぎても再開せず…。母乳もミルクの方もぜひお答えいただけると嬉しいです💦RTしてもらえるとありがたいです!
— 黄色いひつじ (@kiirosheep) October 19, 2016
女性にとってつらい生理痛を緩和させる効果が期待されているハーブティーはこちらで紹介しています。産後生理痛がひどくなってしまったというママは参考にしてみてください。
ひつじのまとめ
たんぽぽエキスには、女性の悩みを解決してくれる成分が豊富に含まれています。たんぽぽコーヒーに使われる根の部分には、苦み成分のタラキサンシンが母乳の出を良くすると言われていますし、水溶性食物繊維のイヌリンによって便秘改善の効果も期待されています。カフェインレスコーヒーももちろん美味しいですが、たんぽぽコーヒーのほうがカフェインの摂取を軽減できるだけではなく、体に効果的な栄養が豊富に含まれています。たんぽぽコーヒーとたんぽぽ茶の違いについてはのんカフェの別のお話でも紹介しています。
我が家のおすすめたんぽぽコーヒーは個別にレビュー記事で紹介しているので、そちらも参考にしてみてくださいね!