冬になると温かい飲み物が恋しくなりますね。抹茶ラテはもちろん、抹茶プリンや抹茶ケーキなど抹茶を使った食べ物も恋しくなるのではないでしょうか。しかし、以前にも紹介したように抹茶にはカフェインが含まれており、妊娠中や授乳中にたくさん飲むことはNGであることを忘れてはいけません。それでもどうしても飲みたい!という抹茶好きな人に朗報があります。今回は妊婦さんでも安心して飲めるノンカフェインの抹茶飲料のお話です。
そもそも抹茶って何?緑茶とはどう違うの?
抹茶と緑茶の違い
そもそも「抹茶」とは一体どういうお茶を指すのでしょうか。同じく日本茶である緑茶との違いをみてみましょう。緑茶は摘んだ茶葉を蒸し乾燥させたものとされています。
普段、急須で飲むようなお茶のことを総じて緑茶と呼ぶことが多いです。その中でも煎茶は新芽を摘んで蒸したものを乾燥させています。一方で抹茶は、茶葉を蒸して乾燥させ粉末状にしたものです。高級茶葉として有名なものとして玉露(ぎょくろ)があります。煎茶や玉露のカフェイン量については、以下のお話で紹介しています。
抹茶に含まれるカフェイン量
妊娠中・授乳中はカフェイン入りの飲み物は控えたいところです。レギュラーコーヒー1杯(150ml)あたりのカフェイン量は100〜150gで、抹茶には150mlあたり50mgものカフェインが含まれています。コーヒー比べると含有量は少なくなりますが、やはり飲むには抵抗があるというママも多いかもしれません。
カフェや自宅で気軽に飲める抹茶飲料
のんカフェで紹介したカフェやショップで販売されている抹茶飲料を紹介してみます。
スターバックス編
全国的に有名なカフェであるスターバックスの抹茶飲料といえば「抹茶クリームフラペチーノ」でしょう。

抹茶好き女子なら、一度は飲んだことがある商品だと思います。抹茶とミルクのバランスと、クリームとの相性が抜群ですよね!私も妊娠前にはよく飲んでいました。
寒い季節やホットが好きな人には「抹茶ティーラテ」も人気です。

後ほど紹介する抹茶好きの友人も、スタバに行った時はこの抹茶ティーラテを好んで飲んでいました。
無印良品編
無印良品では粉末状の宇治抹茶が販売されているため、自宅で簡単に抹茶が作れます。もしも抹茶をストレートで飲むのに飽きてしまった時には、ホットケーキミックスに混ぜてお菓子としてアレンジも可能です。
ちなみに最近の無印良品では、乾燥イチゴに宇治抹茶味のチョコレートをかけた抹茶がけイチゴのお菓子がプチブレイクしているそうです。
レジの前に置いてあるので、美味しそう!とついつい手にとってしまう人も多いとか。このお菓子、もともとはホワイトチョコレートのタイプがレギュラーラインナップとして販売されていました。それを抹茶に変えただけで爆発的に売れてしまうとは、まさに日本人が抹茶好きである事を物語っていますね。
しかし、これらの抹茶を使っている飲み物・食べ物は全てカフェインが含まれています!含有量はレギュラーコーヒーに比べて少ないとは言え、大量に飲むのは控えましょう。授乳期間が終わったらぜひ飲んでみてください。私は授乳期間が終わったらすぐにでも買いに行きたい気分です!
抹茶好きママに朗報!ノンカフェインの抹茶飲料
ここまで抹茶についてや抹茶飲料について紹介してみましたが、ここからはノンカフェインの抹茶飲料についてのお話です。この飲み物を知ったきっかけは、抹茶が大好きな大学時代の友人と久々に会ったことでした。
自称・抹茶好き女子の友人が探し出したノンカフェイン抹茶飲料
私と同じ時期に妊娠していた友人が愛飲していたのがノンカフェインの抹茶飲料「すっきり贅沢抹茶」でした。彼女は抹茶や抹茶系スイーツが大好きで、一緒に食事やお茶に行くと大抵は抹茶と名の付く食べ物・飲み物を選んでいました。
彼女のリクエストで、抹茶&日本茶専門のカフェである「nana’s green tea(ナナズグリーンティーカフェ)」で一緒にお茶をしたこともあります。そんな彼女にとって、カフェインを控える=抹茶を控えるというのはかなりの苦痛なようでした。
なんとかして、今までと同じように抹茶を楽しみたい!ということで、ノンカフェインの抹茶を探し出してきたそうです。
本当に抹茶の味がするの?
友人の家で飲んだ時の感想は、少し甘めではありましたが、たしかに抹茶の味がしました。私自身が抹茶をストレートで飲む事に慣れていなかったので、その時は豆乳と混ぜて飲ませてもらいました。
マイルドな豆乳ともとても相性がよく、なるほどこれは抹茶好き女子にはたまらないだろうなと思った通り、友人もハマっていたようです。粉末状なので、その日の気分に合わせて濃さを調整することもできます。
抹茶なのに本当にノンカフェインなの?
抹茶なのになぜノンカフェインなの?と彼女に聞いてみたところ「それはよく分からない!」という事だったので、ノンカフェインである理由については、後日家に帰ってから調べてみました。笑
簡単に言うと、カフェインが含まれていないのはお茶の葉を使っていないからでした。すっきり贅沢抹茶の成分を調べてみたところ、以下のような原材料で作られていました。
- 水溶性食物繊維(グア豆由来)
- 桑の葉末
- てんさい糖
- ガラクトオリゴ糖
- ほうれん草末
- ビフィズス菌
- 有胞子性乳酸菌
すっきり贅沢抹茶では桑の葉やほうれん草の粉末をうまい具合にブレンドして、抹茶の味を再現しているようです。
例えば、最近ではデカフェとも言われるカフェインレスコーヒーはコーヒーの豆からカフェイン成分を抜いて作られているので、ごく微量ですがカフェインが残ります。その点、すっきり贅沢抹茶は茶葉を一切使わず、桑の葉など別の材料を使って味を再現しているので完全にノンカフェインです。
そう考えると、コーヒー豆ではなくたんぽぽの根を使ってコーヒー味を再現しているたんぽぽコーヒーと作り方は似ていますね。完全にノンカフェインである点は、妊婦さんや授乳中のママにとって嬉しいポイントです。
妊婦さんに嬉しい成分「葉酸」も含まれている
妊娠中だったこともあり「葉酸」が入っていることも選ぶポイントになったそうです。その他にも、乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維といった身体に良い成分が含まれているということも魅力的ですね。
尚、のんカフェでは国内で販売されている葉酸サプリを16種類以上(随時更新予定!)を徹底比較しています。妊娠中と葉酸の関係も一緒に詳しく解説しているので、妊娠中の方は合わせてご覧ください。
実は無印良品でも買える桑の葉を使った抹茶風味の飲料
抹茶風味の飲料について色々調べていたら、実は無印良品でもノンカフェインで抹茶風味のグリーンラテを購入できることが分かりました!
原材料を調べてみると、すっきり贅沢抹茶と同様に桑の葉が使われていますね。抹茶風味を出すためには、この桑の葉を使うことが重要であることが分かります。
- 砂糖
- クリーミングパウダー(デキストリン、植物油脂、脱脂粉乳、乳たん白)
- 桑の葉
- 食塩
- 植物油脂
- pH調整剤
- 塩化カリウム
- 乳化剤
- 香料
- 増粘剤(CMC)
- 甘味料(アセスルファムK)
ただ、人工甘味料や添加物などが多く含まれている点は少し気になりますね…。リーズナブルな価格の大衆向け商品なので、多少はやむを得ないかもしれませんが。
妊娠中・授乳中のママであれば、赤ちゃんの身体の健康を考えると先程紹介した「すっきり贅沢抹茶」に軍配があがります。無印良品のグリーンラテは、毎日続けて飲む程じゃないけどたまに抹茶風味の飲み物を楽しみたい…!という人には向いてますね。
ひつじのまとめ
今回は抹茶、及び、ノンカフェインの抹茶ドリンクにフォーカスしました。- 抹茶 … 茶葉を蒸して乾燥させ粉末状にしたもの
- 玉露(ぎょくろ) … 高級茶葉の名称であり、抹茶の一種
どちらもカフェインが含まれていますが、抹茶よりも玉露の方がカフェインの含有量が多いというのが特徴です。
抹茶がどうしても飲みたくなったら、カフェで抹茶飲料を飲むよりもノンカフェインの抹茶飲料を選んでみるのも一つの方法です。繰り返しになりますが、約10ヶ月に渡る妊娠生活と卒乳までの間はカフェインは控えたい期間です。抹茶でも安心して飲みたいという抹茶好きの方に参考にしてもらえると嬉しいです。