無印良品のノンカフェインティーシリーズがきっかけで黒豆茶を飲む機会が増えた、黄色いひつじです。黒豆茶はノンカフェインで健康にも良いとされる人気のお茶の一つです。じつは鉄分も含まれていて、妊婦さんにもおすすめのお茶なんですよ。今回は、そんな黒豆茶の素晴らしい点を書いていきます。
黒豆茶は女性の味方
黒豆茶は黒大豆を炒って、蒸らしたり煎じたりしてできたお茶です。黒豆は大豆の一種であり、黒豆の皮にはアントシアニンが含まれています。アントシアニンには血液をサラサラにし冷え症にも効果的です。また、黒豆茶はアントシアニンの抗酸化作用や美肌効果の高いビタミンEの働きにより、肌のシミやくすみ対策に効果的だと言われています。キレイを意識する女性にはぴったりのお茶ですね。
黒豆茶の効果
女性にとって魅力的なポイントである美肌効果の他にも、黒豆茶を飲むことでたくさんのメリットが得られます。
肥満予防
黒豆のサポニンには、体内に吸収されたブドウ糖が腸内で脂肪になるのを抑え、脂肪自体の代謝を促す働きをもっています。加えて、前述したアントシアニンは脂肪の吸収を抑える働きと、体外に脂肪を排出する働きを備えているので肥満予防にもってこいです。このサポニンには、血栓の原因とされる過酸化脂質の生成を抑え動脈硬化にも効果的です。
むくみを解消
黒豆に含まれるカリウムは過剰なナトリウムを排出してくれる効果があります。これは利尿作用として身体に現れ、余計なナトリウムは尿として体外に排出されます。加えて、サポニンやアントシアニンにも血行を良くする効果があるので、総じて黒豆茶には身体のむくみを解消が期待できるのです。妊婦さんの身体は特にむくみやすいですが、黒豆茶を飲み続ける事で、むくみを抑えることができます。
骨粗しょう症予防
黒豆茶にも大豆イソフラボンが含まれています。大豆イソフラボンには、骨からカルシウムが流出するのを防ぐ働きあります。骨の密度が低くなると骨折などになりやすいので、骨粗しょう症予防としても役に立ちます。
疲れ目予防
疲れ目に効くと言われるブルーベリーにも含まれる「アントシアニン」ですが、同様に黒豆にもその効果があると言われています。黒豆茶を飲むことで、疲れ目を防止し視力回復の効果も期待できます。
糖尿病などの生活習慣病の予防
黒豆に含まれるタンパク質トリプトシンインヒビターにより、体内でインスリンの分泌量を増やし活性化させることができます。インスリンは高くなった血糖値を抑える働きもあり、糖尿病予防の必需品です。
その他の期待できる予防効果
この他にも、黒豆茶は更年期障害・高血圧・高コレステロール予防にも役立つ効果が期待できると言われています。
ルイボスティーなどの他のお茶同様、飲み過ぎはNGです。大豆イソフラボンには、女性ホルモンへの影響があるとされており、大量に摂取するとホルモンバランスが乱れ健康にも影響します。また、食物繊維が大量に含まれているので下痢を引き起こすケースもあるようです。1日2~3杯ぐらにとどめておきましょう。
ブレンドタイプの黒豆茶に要注意
黒豆茶として販売されていても、実はノンカフェインではない商品もあります。カフェインの含まれた緑茶やウーロン茶とブレンドされていることがあるからです。黒豆茶を買う時は、原材料名をよく確認しましょう。
黒豆茶の飲み方
ティーパックで飲む時は、急須に入れてお茶のように味わうのがおすすめです。しかし、急須に入れても、たくさんの量を飲みきれないときもあるでしょう。そんなときはマグカップに入れて飲んでも美味しいです。
メーカーによっては、黒豆をそのまま急須やマグカップに入れて煮だしたものを飲むスタイルもあります。飲んだあとの豆は、ごはんと混ぜたりサラダとしても活用できるようです。
番外編:栄養満点の黒豆を直接食べる!
栄養たっぷりの黒豆は、黒豆茶で飲む以外に食べる健康食品もあります。ふじっこ煮や塩昆布で有名なフジッコから、黒豆と黒酢を混ぜた「クロクロ」という商品が販売されています。アントシアニンとイソフラボンがたっぷり含まれた黒豆と、通常のお酢よりもアミノ酸をたっぷり含む黒酢のコラボは、ついつい甘い物や脂っこい食べ物を沢山食べてしまうママの栄養バランスを整えてくれますよ。黒酢だけでなくりんご果汁とはちみつで味付けされているので、まろやかな味に仕上がっています。初めての方限定で、お試しセットもあります。栄養が偏っているかも…?と感じるママや妊婦さんにはおすすめできる黒豆健康食品です。
ひつじのまとめ
妊娠中や産後も安心して飲めるノンカフェインの黒豆茶。女性のキレイをサポートする成分が多く含まれており、美容を意識する女性にとって嬉しい効果が期待されています。- アントシアニン … 血液サラサラで冷え予防、肌のシミやくすみ予防、疲れ目予防
- サポニン … ダイエット効果、動脈硬化予防
- カリウム … 利尿作用、他の栄養素との相乗効果で身体のむくみを解消
- 大豆イソフラボン … 骨粗しょう症予防
もちろん、ノンカフェインなので妊娠・授乳中でも安心です。育児が終わっても、たまに飲んでおきたいお茶の一つですね。