暑い夏。水分補給を心がける必要があるのは、子どもだって同じです。子どもにはカフェインが含まれていないノンカフェイン飲料もしくは子ども用のほうじ茶などのカフェインレス飲料が推奨されています。しかし、いくらノンカフェイン飲料が安全だからといって飲み過ぎはNGです。ノンカフェイン飲料の種類によっては、飲み過ぎのが原因でお腹をくだしてしまうこともあります。今回は子どもにノンカフェイン飲料を与える時の注意点を紹介します。
みんな大好き「麦茶」

おそらく子どもにとっていちばん身近なノンカフェイン飲料といえば「麦茶」でしょう。我が家では、季節問わず毎日冷蔵庫に入っています。そんな万能選手の麦茶の栄養成分と気を付けたいことをまとめました。
麦茶の主な栄養成分
- マンガン
- カリウム
- マグネシウム
- リン
- 亜鉛
- リノール酸
- 食物繊維
気を付けたいこと
- 体が冷えやすい
- 痛みやすい
- 胃液を薄める
コレなら安心、赤ちゃん向けの麦茶
赤ちゃんに麦茶をあげるなら、ベビー用の麦茶が安心です。ベビー用品ブランド各社から販売されていますよ。
ベビーのじかん むぎ茶 500ml(和光堂)
原材料名:六条麦茶、ビタミンC
赤ちゃんのベビー麦茶 500ml(Pigeon)
原材料名:大麦(二条大麦)、酸化防止剤(ビタミンC)、乳化剤

その他の麦茶の効果などについては、こちらでまとめています。
大人もハマるルイボスティー

独特な味が特徴なルイボスティー。ルイボスに含まれるSOD酵素が持つ抗酸化作用おかげで若返り・アンチエイジングの美容効果が期待できるお茶です。ミネラルなどの豊富な栄養で、便秘改善の効果もあり、特に女性から人気があります。最近では、妊活のために飲む人も増えてきていますね。
そんな人気のルイボスティーですが、ノンカフェインで低タンニンなので、大人だけでなく赤ちゃんや子どもも飲むことができます。
夏は冷やして、冷蔵庫にストックしておく人も多いようです。我が家も例に漏れず、夫が煮出したルイボスティーを常温で冷まして、冷蔵庫に入れてアイスルイボスティーでよく飲んでいます。
ルイボスティーの栄養成分や子どもへ与えるにあたっての注意点をチェックしてみましょう。
ルイボスティーの栄養成分
- 鉄分
- カルシウム
- カリウム
- 銅
- マンガン
- 亜鉛
- マグネシウム
- アルファヒドロキシ酸
- 抗酸化物質(アスパラチン、ノトファギン)
- フラボノイド(ルテオリン、ケルセチン)
- フロライド(フッ素)
- クリソエリオール
気を付けたいこと
- 飲み過ぎによる下痢
- 飲み過ぎによる腹痛

ルイボスティーについては、以前に他のお話でも詳しく書いています。
爽健美茶や十六茶などの市販飲料
スーパーやコンビニで手軽に購入できるノンカフェイン飲料が、爽健美茶や十六茶です。中にはペットボトルを冷蔵庫にストックしているという家庭もあるでしょう。原材料や子どもに与える時の注意点などをまとめました。
爽健美茶の原材料
- ハトムギ
- 玄米(発芽玄米2%)
- 大麦
- どくだみ
- はぶ茶
- チコリー
- 月見草
- ナンバンキビ
- オオムギ若葉
- 明日葉
- 黒ごま
- ヨモギ
- ビタミンC
十六茶の原材料
- ハトムギ
- 大麦
- ハブ茶
- とうもろこし
- 玄米
- 発芽大麦
- 黒豆(大豆)
- びわの葉
- たんぽぽの根
- カワラケツメイ
- 発芽玄米
- 昆布
- エゴマの葉
- ゆりね
- 桑の葉
- ナツメ
- ビタミンC
気を付けたいこと
- アレルギーの有無
- 一度開封したペットボトルは長時間保存しない

ペットボトル飲料に関連するお話はこちらです。
ひつじのまとめ
暑いからと言って、飲み過ぎは要注意です。今日はたくさんあげてしまったかも?と思った時は、薄めてあげるなど少し工夫してみてください。子どもにノンカフェイン飲料をあげる時の注意点
- 麦茶:体が冷えやすい、痛みやすい(腐敗する速度が早い)、胃液を薄める
- ルイボスティー:飲み過ぎによる下痢、飲み過ぎによる腹痛
- その他ペットボトル飲料:アレルギーの有無、一度開封したペットボトルは長時間保存しない