お正月にはお餅を食べる機会がありますよね。お雑煮、あんころもち、おしるこ、きなこもち…いろんな食べ方がって毎日楽しみですよね。我が家では、娘の1歳のお祝いで一升餅を利用しました。しかし、約2kgもある一升餅をどう食べるかということで最初に食べ始めたのがきなこを使ったきなこもちでした。夫がその美味しさにハマったことから、一升餅の分が終わっても一時期きなこもちをずっと食べていました。今回はそんなきなこの話です。離乳食など、お餅以外にもいろんな利用法があるんですよ。美味しいきなこの食べ方や選び方について書いています。
きなことは
きなこは、「きな粉」と書かれるように大豆から作られた粉です。大豆を炒ってから皮を剥き挽いて粉状にした食品で、香ばしい香りが特徴です。諸説ありますが、「黄なる粉」と言われたことから「黄な粉」→「きな粉」というようになったみたいです。
青大豆を原料にして作られたものは、「うぐいすきな粉」とも言われるようです。以前、のんカフェでは同じ大豆から作られた豆乳のお話を紹介しています。合わせてご覧ください。
きなこの成分
きなこの原料は大豆なので、大豆に含まれる食物繊維、植物性タンパク質、大豆イソフラボン、サポニン、レシチンなどが豊富に含まれています。
とくに大豆イソフラボンには、ダイエット効果が期待できると言われています。サポニンには糖質吸収を抑制する働きや血中の糖質を抑える働きも確認されています。
レシチンは代謝を促進し脂肪を燃焼する効果も期待できます。他にもビタミンやミネラルも豊富に含まれているため、ダイエット中の人でも効率的に栄養を摂取できます。
きなこが余った時の利用方法
定番は和菓子
お餅を食べる時には砂糖と混ぜ合わせるのが定番ですよね。他の和菓子といえば、お団子やおはぎなどがあります。家庭で作る機会は減ってきているようですが、小さなお子さんと一緒にきな粉を使った和菓子を作るのも楽しそうですね。
朝食にも大活躍!
ヨーグルトやグラノーラなどに少しふりかけて食べるのも、香りがついて美味しいですよ。ヨーグルトと食べる時はプレーンヨーグルトにオリゴ糖を混ぜると甘くて食べやすくなります。グラノーラと一緒に食べる時にはよく混ぜないと底に固まるので気を付けてくださいね。
ちなみに我が家の場合は、きなこにオリゴ糖を混ぜて電子レンジでチンしたお餅に合わせて食べるのが朝ごはんのレパートリーの1つです。
本日の朝食 ⇒ オリゴ糖きなこもち pic.twitter.com/ULQQeAMxHF
— パパープルタイガー (@papurpletiger) February 12, 2017
一度ハマると何度も同じ物を食べ続ける我が家のとらさんは、一時このオリゴ糖きなこ餅ばかりを朝食に食べていました。
牛乳などのドリンクに混ぜて
コップいっぱいの牛乳に、きな粉を小さじ2〜3杯ぐらいのきなこを入れて混ぜて飲むとマイルドになります。牛乳よりもちょと値段は高いですが、アーモンドミルクとも相性良いですよ!オリゴ糖かはちみつを入れると、甘さもでて小さなお子さんでも飲みやすくなります。また、豆乳に混ぜると大豆の栄養がたっぷりとれて美肌効果も高まります。
トーストやアイスにも
いつものトーストにバターを塗って、その上からきなこをふりかけて食べると香ばしい香りが広がって美味しいんです。市販のバニラアイスにきなこと黒蜜をかけて食べるとちょっとした贅沢ができます。
ただし、甘いものなのでカロリーはかなり高いことをお忘れなく!体質にもよりますが、授乳中にアイスを食べすぎて母乳が詰まってしまったというママもいます。食べ過ぎには要注意です。
赤ちゃんの離乳食にも使える
赤ちゃんの離乳食としてもきなこは大活躍です。大豆アレルギーには注意が必要ですが、豆腐などを食べさせ終わった後の離乳食初期の後半頃(開始2ヶ月後以降)からであれば、赤ちゃんに食べさせることができます。
軟飯にきなこをふりかけたり、ホットケーキミックスときなこを使ってお菓子を作ってあげたり…。娘もご飯を一口サイズにまるめてきなこをふりかえておはぎのように食べていました。まぶしすぎるときなこでむせるので気を付けてください。
きなこを選ぶ時のポイント
国産きなこ、有機きなこ
近所のスーパーで安売りされているきなこは中国産で、国産に比べるとどうしても味や香りが落ちたりします。赤ちゃんにも食べさせることを考えると、有機栽培(オーガニック)のきなこを選ぶのもポイントの一つですね。
外国産のきな粉と比べると値段は少し高くなる傾向がありますが、国産のきな粉の方が香りも良く味も美味しい物が多いです。ひつじは基本的には節約志向ですが、娘のためもあって、きなこは国産の物を選ぶようにしています。
ひつじが選ぶおすすめきなこ
金沢大地 有機きな粉
石川県産の有機丸大豆を100%使用した国産きなこです。肥料を一切与えず自然の力だけで育てた大豆の中から、形の良い丸大豆だけを厳選してきな粉にしています。
スーパーで売っているきな粉を比べても、非常に味が濃く、口に入れると深煎りしたような味わいが広がります。牛乳やアーモンドミルクに入れて飲むと、とても濃厚になって美味しいですよ。
値段は通常のきな粉の2倍程度しますが、美味しくって安心なきな粉を求めている方には自信を持っておすすめできるきな粉です。
北海道産大豆使用 黒ごまきな粉アーモンド
きな粉と黒ごまとアーモンドを混ぜた、栄養たっぷりのきな粉商品です。きな粉には北海道産大豆を100%使っています。
きなこ・黒ごま・アーモンドの栄養がたっぷりで、カルシウム・鉄分・マグネシウムなどのミネラル分や食物繊維をバランス摂ることができます。
しっかり栄養を摂ることができるので、赤ちゃんの離乳食の材料としてもおすすめですよ。牛乳・豆乳・アーモンドミルクに混ぜれば、健康で美味しい・きなこ系ドリンクの完成です!
ひつじが好きなきなこのお菓子
チロルチョコ きなこもち
2003年に誕生して以来、冬になると毎年コンビニで見かける常連さんです。1個当たり エネルギー33kcalなので、少しずつ食べる分には問題ありませんが、いっぺん食べるとかなりのカロリーになるので気を付けてくださいね。
越後製菓 ふんわり名人きなこ餅
ふんわり名人にしてやられた…というぐらい美味しいんです。おかき自体がふわふわしていて口当たりが軽いですし、周りに香ばしいきなこがまぶしてあってそれが絶妙なんですよ。
食べているところを娘に見つかって、すぐさま横取りされました。口の中ですぐ溶けるので、のどに詰まらせる心配がないのが安心です。ひと袋85g入りで、一袋あたりのカロリーは約73kcalです。
有楽製菓 ブラックサンダーきなこ
いつものブラックサンダーと一味違うのがきなこと大豆パフが入って、大豆の香りがすることです。コンビニに行って目にしたらつい買ってしまう一品です。あぁ…またチョコレート菓子を紹介してしまいました…。ひつじのチョコ好きがバレますね。
やおきん きなこ棒
きなこと水飴、砂糖でできていて素朴な味がします。昔なつかしい昭和の感じがたまりません…。駄菓子屋できなこ棒を買って食べていた小さい頃を思い出します。
当たりが出たらもう1本!には残念ながらなりませんが、大人買いして少しずつ食べるのが好きです。
赤ちゃんがママや大人が食べている物に興味を持ったら最後、分け与えないと号泣する赤ちゃんもいます。チョコレートなどあまり食べさせたくないお菓子は、赤ちゃんに見つからないようにこっそり食べるようにしましょう。
ひつじのまとめ
今回は離乳食にも使える「きなこ」について書きました。- きなこの原料は大豆!食物繊維、植物性タンパク質、大豆イソフラボン、サポニン、レシチンなどの栄養が含まれている
- 余ったきなこは朝食に活用!オリゴ糖と混ぜてきなこ餅にしたり、トーストやバニラアイスにかけても美味しい
- きなこは赤ちゃんの離乳食にも使える!赤ちゃんに食べさせるなら国産大豆のきな粉を選ぶのがおすすめ
国産の厳選された美味しいきなこは、一度食べると味の違いにびっくりすると思いますよ。食べたことが無い人は、ぜひ一度試してみてください。