冬になるとお家でほっとしたい気分になりますよね。私は夫との会話や育児に疲れた時にホット飲料を飲んでリラックスするのが習慣になってきました。その中でもミルクを多く使ったカフェオレはリラックス効果絶大です。しかし、妊婦さんや授乳期のママが気になるのはやはりカフェイン。カフェオレも元をたどるとコーヒーからできている飲み物なので、少なからずカフェインは含まれます。今回はそんなカフェオレのお話ですが、通常のカフェオレに比べてカフェインの含有量の少ないカフェインレスのカフェオレについてまとめてみました。
カフェオレって何?
カフェオレとカフェラテの違い
カフェオレとよく比較されて、どう違うのかわからないと言われがちなのが「カフェラテ」でしょう。コーヒーに詳しくない私も実は違いについては知りませんでした。
自称コーヒー通の夫によると、使われているコーヒーの違いだそうです。カフェオレは通常のコーヒーを使用し、カフェラテはエスプレッソを使用しています。カフェオレはフランス語からきており、通常のコーヒーにミルクを加えているので、マイルドな口当たりでお子さんも飲みやすいのが特徴です。カフェラテはイタリア語からきており、使用するエスプレッソは専用のマシンで高い圧力をかけて短時間で抽出する分、ドリップコーヒーなどに比べて味が濃くなります。
カフェオレ
- フランス語でコーヒー・ミルク(牛乳)またはミルク入りコーヒー
- 通常のコーヒーを使用
- コーヒーと牛乳を混ぜるだけなので家で作りやすい
カフェラテ
- イタリア語でコーヒー・ミルク(牛乳)またはミルク入りコーヒー
- エスプレッソを使用(エスプレッソでなければカフェオレです!)
- ミルクは泡立てた状態になっている
カフェインの含有量はどのくらい?
ミルクはノンカフェインなので、コーヒーの割合がどれくらいかでカフェインの含有量が異なります。市販のカフェオレ(缶やペットボトルなど)を調べてみたところ、だいたい100mlあたりだいたい30〜40mgが平均のようです。コーヒーの1/2〜1/3ぐらいになるみたいですね。とは言え、飲み過ぎには注意です。
市販のカフェオレの場合、飲みやすくするために砂糖などの甘味料を入れてあることが多いからです。カフェインの過剰摂取を避けるためにも産後ダイエットのためにも、一日の量を守りましょう。
カフェインレスのカフェオレにはどんな商品があるの?
安心してカフェオレが飲みたいというママのために、最近ではカフェインレスのカフェオレが登場しています。コーヒーで有名なAGFブレンディーやUCCはもちろん、ベビー/マタニティメーカーである和光堂やピジョンからも発売されています。それぞれのカロリーやカフェイン量についてまとめてみました。
ブレンディ スティック カフェオレ やすらぎカフェインレス
カフェイン97%カットコーヒー使用しています。お湯を注ぐだけで本格的なカフェオレが飲めます。ミルクと溶けあうコクとやすらぎのカフェインレスカフェオレです。やすらぎのカフェインレスという名前どおり、寝る前に飲むとほっとリラックスできますよ。
最近近所のスーパーのカフェインレスコーナーが充実して来たので便乗して。寒い朝はカフェオレでホッと一息。 pic.twitter.com/IUkR3OYLp4
— 黄色いひつじ (@kiirosheep) January 14, 2017
使用しているミルクは脱脂粉乳ですが、砂糖と水飴を使っているためほんのり甘い優しい口当たりになっています。
カロリーとカフェイン含有量(1本・10g当たり)
- カロリー:52kcal
- カフェイン:4mg
UCC おいしいカフェインレスカフェオレスティック
お湯を注ぐだけでできる便利なスティックタイプからカフェインレスが登場しました。リッチなミルクを味わいを楽しめます。カフェインの含有量の記載はありませんが97%カットされているので、妊娠中や授乳中のママも安心して飲めます。ミルクは脱脂粉乳を使用しています。
カロリーとカフェイン含有量(1本・12g当たり)
- カロリー:57kcal
- カフェイン:記載なし
ピジョン カフェインレス カフェオレ
ベビー用品や離乳食などで有名なピジョンからもカフェインレスカフェオレが発売されています。 ピジョンのカフェインレスカフェオレのスゴイところは、母乳育児のママを応援して葉酸や鉄、カルシウムを同時に摂取できることです。
さらに食物繊維・9種のビタミンが含まれており、栄養が不足しがちな産後のママの体をサポートしてくれます。サッと水に溶けるので、夏場には氷を入れてアイスカフェオレとして飲むことができますよ。ちなみに成分中に記載されている「無水カフェイン」とは水分子が取り除かれたカフェインのことで、医療用として薬局などでも購入できます。
カロリーとカフェイン含有量(1本・5g当たり)
- カロリー:17.3kcal
- 無水カフェイン:0.8mg
その他栄養素(1本・5g当たり)
- 食物繊維:0.6g
- 食塩相当量:0.05g
- カルシウム:53mg
- 鉄:2.5mg
- ビタミンB1:0.4mg
- ビタミンB2:0.6mg
- ビタミンB6:0.5mg
- ビタミンB12:1.1μg
- 葉酸:110μg
- ナイアシン:4.7mg
- パントテン酸:1.7mg、
- タミンC:48mg
- ビタミンD:1.1~2.0μg
- ビタミンE:0.4~1.0mg
和光堂 牛乳屋さんのやさしい珈琲
同じくベビー用品を多数販売している和光堂からは、粉末飲料「牛乳屋さんシリーズ」が発売されています。なかでもカフェインレスである牛乳屋さんのやさしい珈琲は妊婦さんや産後のママから熱い支持を得ています。ミルクの代わりに生クリームを使用しているため、口当たりはマイルドで小さなお子さんも飲みやすくなっています。水にも溶けるので、夏場はアイスにして楽しめます。
カロリーとカフェイン含有量(1本・13g当たり)
- カロリー:64kcal
- 無水カフェイン:0mg
スティックが面倒な人には1袋に220g入った袋タイプも販売中です。
栄養成分表示ではインスタントコーヒーが原材料に含まれていますが、カフェインの含有量は0になっています。おそらく同シリーズの「牛乳屋さんの珈琲」ではカフェインの含有量が1本16.5gあたり33mgで、これをカフェインレス(95%以上カット)にしているため、わずかな量ということで0mgと表記しているようです。
カフェやコンビニのカフェオレもチェック!
カフェインの含有量は上記で紹介したカフェインレスのカフェオレに比べると多くなりますが、気になったのでカフェやコンビニで発売されているカフェオレについて値段やカロリーをまとめてみました。お出かけの際に参考にしてみてください。
スターバックス カフェミスト
スターバックスにはカフェオレはなくカフェミストなるものがあります。カフェミストとはドリップコーヒーとミルクの割合を1:1にした飲み物です。ふわふわのフォームミルクが加わることによりさらに口当たりが柔らかくなります。コーヒーをデカフェに変更できるので、授乳期のママはカフェインの摂取量を考えると変更するのがおすすめです。
商品価格(税抜)
- Short(ショート):320円
- Tall(トール):360円
- Grande(グランデ):400円
- Venti(ベンティ):440円
カロリー(Shortの場合)
- ミルク:86kcal
- 低脂肪タイプ:68 kcal
- 無脂肪乳:50kcal
- 豆乳:83kcal
コンビニのコーヒーシリーズではカフェオレは発売されていない!
ローソンのウチカフェ、セブンイレブンのセブンカフェ、ファミリーマートのファミマカフェとコンビニ3社に足を運んでみましたが、どこもカフェオレは販売されていませんでした…。その代わりと言ってはなんですが、通常のカフェラテはどこのコンビニでも取り扱いがありました。というわけで、エスプレッソを使った香りとコクがある通常のカフェラテについて紹介します。セブンイレブンはホットのカフェラテがないので、参考までにアイスカフェラテの値段とカロリーを記載しています。
ローソン カフェラテ
マチカフェ販売店舗限定で、ローソンのカフェラテを楽しむことができます。
商品価格(税込)
- Mサイズ:150円
- Lサイズ:180円
カロリー
- Mサイズ:94kcal
- Lサイズ:121kcal
ファミリーマート カフェラテ
ファミマのカフェラテは、ローソンに比べるとカロリーは低めです。
M 150円(税込)カロリー:71kcal
商品価格(税込)
- Mサイズ:150円
カロリー
- Mサイズ:71kcal
セブンカフェ アイスカフェラテ
セブンイレブンではアイスカフェラテを楽しめます。サイズが大きい分、カロリーはやや高めですね。(一部店舗では取り扱っていないこともあります。)
商品価格(税込)
- R(レギュラー)サイズ:180円
- L(ラージ)サイズ:250円
カロリー
- R(レギュラー)サイズ:118kcal
- L(ラージ)サイズ:調査中
今回紹介したコンビニカフェラテは、通常のエスプレッソを使っているのでカフェインが含まれています。デカフェ商品ではないので、ご注意ください。
コンビニにはカフェオレの取扱はありませんが、カフェではデカフェのカフェオレを取り扱っているところもあります。気になるスタバ編はこちらをご覧ください。
安心も味もワンランク上のカフェインレスコーヒー
より本格的なカフェインレスのカフェオレを飲みたい方は、自宅にカフェインレスコーヒーを常備しておけば、いつでも美味しいデカフェのカフェオレをつくれますよ。ドリップパックタイプの商品を買えば、お湯を注いでいれたコーヒーにホットミルクを混ぜるだけで、本格的で美味しいカフェオレがつくれます。
のんカフェでおすすめしたいカフェインレスコーヒーは「コトハ:コーヒー」です。
コトハの由来は「子と母の時間」と「母のコトバ」。あんしんして飲める「一杯のぬくもり」を届けることをコンセプトに、オーガニック素材にこだわって安心も味もワンランク上のカフェインレスコーヒーを提供しています。
コトハコーヒーはカフェインレスコーヒーを専門に取り扱っているのが特徴で、独自のウォータープロセスと呼ばれる方法でカフェインを除去しています。このプロセスが、コトハコーヒーの安心と味をワンランク上げるのに一役買っています。
コーヒーの生豆を熱湯に浸すことで、一度カフェインを含む豆の成分を全て外へ抽出します。その後、特殊なフィルターを使ってカフェインだけを除去した後に、カフェイン以外の成分を全て生の豆に戻します。ゆっくりと時間をかけて行うことで、生豆に風味を含めてカフェイン以外の成分が全て戻ります。
手間とコストがかかる方法ですが、この方法を使えば化学物質を一切使わずに約97%のカフェインを除去できるのです。
市販のカフェインレスコーヒーは化学的な方法で豆からカフェインを除去していることがほとんどです。そのため、味も通常のコーヒーより落ちてしまうこともあり、コーヒー党の方だと満足できないことも多いかもしれません。でも、手間暇をかけたコトハコーヒーならそのような心配は不要です。
特に酸味が少ないコーヒーが好きだった方の場合は「カフェインレスなのに、普通のコーヒー以上においしい!」という感想を持つ方もいたそうですよ。
また、カフェオレにするならコトハコーヒーは特におすすめです。一般的にオーガニックのコーヒーは薄味になりがちですが、コトハコーヒーのオーガニックはミルクを入れても深い味わいがします。ショップのページにも、ミルクを入れても美味しいカフェインレスコーヒーと紹介されているくらいです。
豆タイプやドリップタイプに加えて、手軽に飲めるドリップバッグも取り扱っています。自分のニーズに合わせて、おいしいカフェインレスのカフェオレを楽しんでみて下さい。
オーガニック+カフェインレスで、安心・安全で美味しいカフェインレスを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ハーバルコーヒーのすすめ
もうひとつ、おすすめのノンカフェインコーヒー(カフェオレ)としてハーバルコーヒー「ティーチーノ」を紹介します。
ハーバルコーヒーとは、一言で説明すると「コーヒーフレーバーのハーブティー」のことです。
栄養がたっぷりはいったハーブ・ナッツ・穀物・ドライフルーツをブレンド&焙煎して、風味豊かなノンカフェインコーヒーに仕上げています。
コーヒー豆は一切使っていないので、カフェインレスではなく100%ノンカフェインです。少量のカフェインでも気になる方には、ハーバルコーヒーはおすすめですね。
実は、ティーチーノは全米(アメリカ)で最も飲まれているハーバルコーヒーです。なぜ、アメリカでそれだけの人気を誇っているのでしょうか?
その理由は、主に3つあります。
その1:100%ノンカフェイン&100%オーガニック
ハーバルコーヒーはコーヒーと名が付くのに、カフェインはゼロです。カフェインを除去するデカフェやカフェインレスとは違って、そもそもコーヒー豆を一切使っていないので100%ノンカフェインです。
さらに、添加物はゼロで本物のオーガニックにとことんこだわっています。
- 有機栽培
- 無農薬
- 遺伝子組換えでない(NON-GMO)
を徹底し、厳選された原材料のみを使っています。
そのため、安心・安全という観点から多くの妊娠中や授乳中のママに愛され飲まれています。
その2:素材と焙煎技術でおいしい!フレーバーも選べる
のんカフェでは数多くのノンカフェイン飲料をリサーチしてきましたが、100%ノンカフェインでおいしい・コーヒー風味の飲み物は、世界中を探してみてもそれほど多くはありません。例えば、すぐに思いつくのは「たんぽぽコーヒー」ですが、味が苦手という人も少なくありません。
そんな中、ハーバルコーヒー・ティーチーノを飲んだママのほとんどは「おいしい!」と声を揃えてリピートしています。
たんぽぽコーヒーと比較して見ると、たんぽぽコーヒーはもともと母乳育児のサポートなど健康茶として世に登場した背景があります。そのため、味については二の次で健康茶としての効果を一番に考えた商品も多いです。
その点、ティーチーノは健康茶という側面もありつつ「嗜好品としてコーヒーの代わりになる飲み物」として世に生まれたノンカフェインコーヒーです。ハーブ・ナッツ・穀物・ドライフルーツなどを素材を、研究を重ねた独自製法でおいしさにこだわって仕上げています。また、フレーバーもチョコレート・バニラナッツ・ヘーゼルナッツなど好みの味を選ぶことができますよ。カプチーノやラテ(カフェオレ)など、ミルクと混ぜて楽しむこともおすすめレシピとして紹介されてます。
その3:栄養がたっぷり
ハーバルコーヒー・ティーチーノにはビタミン・ミネラル・食物繊維といった女性に嬉しい栄養成分がたっぷり含まれています。
栄養がたっぷり含まれている理由は、イナゴマメやチコリ根などもともと栄養価が高く美容や健康食として注目されている素材をふんだんに使っているからです。
チコリ根には水溶性食物繊維である「イヌリン」もたくさん含まれています。イヌリンはごぼう茶にも含まれている成分で、腸内環境を改善して美肌やダイエット効果が期待できます。
ハーバルコーヒーは、一部の界隈では「日本でこれから来る(流行る)!」と言われているノンカフェインコーヒーです。
コーヒーのようにおいしく、それでいて栄養価も高く、おまけにノンカフェイン。本当はコーヒーが好きなのに、コーヒーを我慢しなければならないママにはぴったりのノンカフェイン飲料です。栄養価も高いので、ミルクと合わせて毎日カフェオレにして飲むだけでも、美容・健康効果が期待できますよ。
ひつじのまとめ
今回はカフェインレスのカフェオレにスポットをあててみました。- カフェオレとカフェラテの違いはコーヒー・エスプレッソどちらを混ぜているか(加えて、ラテはスチームミルクを使用)
- スティックタイプなど「カフェインレスのカフェオレ」として各メーカーから商品が販売されている
- スタバなどのカフェでも、カフェインレス(デカフェ)のカフェオレを楽しむことができる
- 2017年1月現在、コンビニ各社のカフェコーナーではカフェオレは無くカフェラテのみ販売
- ワンランク上のカフェインレスコーヒーやハーバルコーヒーでカフェインレス生活をより豊かに
カフェオレはコーヒーとミルクを混ぜてつくる飲み物なので、カフェインレスのコーヒーを使えば、自宅でもカフェインレスのカフェオレも手軽に作ることができますよ。もともとカフェオレが好きだった妊婦さんや授乳中ママは、是非カフェインレスのカフェオレも楽しんでみてください。